大人のピアノ弾き合い会
誰でも気軽に参加できる、勉強会&懇親会のような感じです。大人になってからピアノを始めた方、子供の頃やっていたピアノを再開した方、結構専門的に勉強している方と様々な出演者。歌やオカリナの演奏もあり、ジャンルも問わずなので、聴いていても楽しいです。
私は歌の方の伴奏をさせていただきました。お一人の女性の方は歌を勉強されていて マルティーニの 「愛の喜びは」 という曲をやりました。きっと誰もが耳にしたことのあるのではと思われる、とても美しいメロディーでタイトル通り「愛の喜び」を歌ったものかと思いきや、イタリア語の歌詞の訳を見ると、恋人の女性に心変わりをされた男性の嘆きを歌ったものでした。なるほど中間部の盛り上がったところは、そんな心情がよく出ている感じです。
もう一方の男性は2曲のうち、ひとつはビゼーの「真珠とりの歌」という曲にご自分で「青い海」という歌詞をつけられ歌われました。そしてもう一つは新実徳英作曲、谷川雁作詞の「ぼくは雲雀」という曲。
「英語はにがてさ 数学きらいだ 頭は帽子をのせるため
国語もさっぱり 社会はねむいよ あの子がふりむくはずがない
それでも雲雀は歌じまん あがってさがってまたのぼる・・」
これは歌詞の一部ですが、面白くてなんだか私の高校時代を思い出すような・・・・(笑)
歌詞が掛け合いになっていて、小気味よいテンポで手拍子に合わせて歌うとても楽しい曲です。
いろんな方とのご縁で楽しく勉強させてもらっているのは有り難い事です。
このような会に参加することで、どんどん人が繋がっていきます。
実はこの日この会にて、全く偶然に高校の同級生に会ってびっくりしました。卒業以来ですからもう何年たったんだか・・・
彼女も高校で一旦ピアノをやめたそうですが、また5年ほど前からピアノを再開し勉強しているそうです。
ただ好きというだけで音楽を続けてきたことの価値は、何にも代え難いほどのものです。音楽を通してたくさんの方と繋がりができ、共に音楽の喜びを共感できるって素晴らしい事です。
そんな喜びを広げていけるように、日々のレッスンに取り組んでいきます。