年長さんになったばかりのK君は、いつも元気にレッスンに来てくれます。

使っている導入テキストには生徒と先生の連弾がたくさんのっています。

1人で弾くことができても、連弾してみるとたくさんの音が聞こえてきて、自分の音が聞けなくなったり、惑わされたりして間違ってしまうことがよくあります。

今日のレッスンでK君に「さあ、一緒に連弾してみようか」

そういって始めてみると、弾きながら「あはは、あはは」と笑いだすのです。

弾き終わった後 「先生、ぼくと同じように弾いてるよ!」 と面白いことを発見したように目を大きくして言います。

それって、すごいね! とても嬉しいこと。ちゃんと自分の弾いてる音、先生の弾いている音を聴くことができているからです。

先生がぼくと同じように・・・というのは、K君の旋律を3度違いで、同じ音型を低いポジションで弾いていることを言っているのです。

K君は先生が弾く楽譜がどんなものか、あらかじめ知っているわけではないのですよ。

ふたりのピアノの音が揃って、お互いに聴きあってそれを楽しめる。これこそ音楽の醍醐味。

幼稚園の小さな子供とも、こんな風に音楽を楽しめるのは最高ですね。

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