ぶきっちょさんのレッスン。

本人は一生懸命です。なのに両手のリズムが正しくできたと思えば、音を間違えたり、指番号が違ったり。

わかっているのに、両手で弾くとどこかが違って何回やってもうまくいかない!

なんてことが、たまにあります。

鍵盤や指をしっかり見て、間違えないようにしようとしているのにできない。

そのうちイライラして、鍵盤に八つ当たりするようにペンペンと怖い音を出したりします。

あるいは、悔しくて涙がこぼれてしまう子も。

気持ちはとってもわかりますが、やはりコツがあるのです

それはズバリ指を動かす事より音を聴くことに集中するのです。

一度身体の力を抜いて、

左手の音はどんなふうに流れているか、右手のメロディーは鍵盤を見なくても楽に弾けるか、などチェック。

①まずは左手の音を聴くことに集中して一人で弾く。

②次に私が右手を担当して一緒に弾く。

③そして左の音を聴けていることを確認できたら、一人で両手奏をゆっくりやってみます。

すると大抵、うまくいくようになります。

間違えたとしても本人が前と違ってスムーズな流れを自覚でき、表情がパッと明るくなります。

そんな顔が見られるのもレッスンの歓びのひとつです。