「家にピアノがあるので、親は弾けないのですが、子どもが弾いてくれたらと思って・・・
親の勝手な希望で本人が、どう思うかはわからないのですが。」
そんな風に体験レッスンにやってきた5歳のY君でした。
体験レッスンで、やってみようかなという気持ちになってレッスンスタート。
それから毎回レッスンを楽しみにしてくれて、
「来たよー!」と元気いっぱいで教室に入ってきます。
「どれみフレンズ」のメソッドから始めましたが、指番号や音列、音階や歌に合わせてベルを鳴らしたりしながら、譜読みの基礎まで楽しそうにどんどん吸収していきました。
「どれみフレンズ」を卒業してピアノの教本に入った時にはとてもスムーズで「自分でわかる」という事が、家での練習にも繋がっているようです。
あれから1年、今は初めての発表会に向けて、ピアノを練習中。
曲が決まったら、次の週には
「一段目はもう弾けるよ!今日は次の段に進むんでしょ?」
とてもワクワクして早く弾きたくてしょうがない様子です。
2段目ができると、「次は?」
片手ずつできたら、「両手だとどうなるかな?ちょっとやってみる。」
主体的に取り組むことができています。
決して、目立ちたがり屋さんではなく、どちらかというと慎重派。
初めてのことや、よくわからない事は躊躇してなかなか行動に移さないタイプです。
私が見てきた中で、多くの幼児さんはそんな感じです。
わからないことやできるかどうか不安な事は、なかなか行動に移しません。
ただ、「できそう!」と思う事は自分から「やってみる!」と積極的になるのです。
レッスンは、そんな「できそう!」「やってみたい!」という気持ちを大切に考えて、スモールステップで進めています。
親御さんの希望で体験にいらっしゃったのですが、Y君とてもやる気で、楽しく取り組んでいるので嬉しい限りです。